【ビヨンドマックス種類】現行モデルのスペック・性能をデータで解説!

ビヨンドマックスって種類が多すぎて、何を選べばいいか分からない…

そんな声をよく聞きます。

高反発バットの代名詞として人気のビヨンドマックスシリーズですが、種類ごとの方向性はあるけれど、モデル単位では近い性能のものもあります。

この記事では、現行の一般用ビヨンドマックスシリーズを飛距離と操作性という2軸で整理し、選び方やスペックの違いをデータで解説します。

さらに、僕が実際に購入・使用しているビヨンドマックスレガシートップバランス(85cm/730g)のスイングデータも掲載しています。

あなたに合った1本が見つかるヒントになれば幸いです。

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この記事を書いた人
まーぴー

✅野球経験は、小・中学校・大学が軟式野球、高校は硬式野球

✅草野球歴13

✅名古屋の野球ショップの店長さんに「今すぐうちで働ける」とスカウトされた

ビヨンドマックスの種類と特徴|現行シリーズを整理

ビヨンドマックスは「飛ぶバット」として長年にわたり人気を誇ってきました。

2025年現在、現行モデルは非常にバリエーション豊かです。

特に「レガシー」を軸に、複数の派生モデルが展開されており、それぞれに異なる特徴があります。

ここでは、一般軟式用の現行シリーズ(少年用を除く)を整理して紹介します。

シリーズ名 特徴
レガシー(基本モデル) レガシーシリーズの中核をなす標準仕様。製品名に「レガシー○○」とつかない。
レガシーフレア グリップエンドがフレア形状(外側に広がる設計)になっており、手首の引っかかりが少ない。
レガシーメタル 芯に金属素材を用いることで金属のような打ち応えを再現。
レガシーLW 振り抜きやすさを重視した軽量モデル。重量が抑えられており、素早いスイングがしやすい。
レガシーショート 78cm/80cmの短め設計。コンパクトスイングやミート重視のプレーヤー向け。
レガシーウッド 木製風の打感と外観を持ちながら、反発性能を兼ね備えた特殊構造。見た目と感触がリアルウッドに近い。
NE エントリーユーザー向けの設計。扱いやすさと反発力のバランスが取れたコストパフォーマンスモデル。
エリプス 芯の構造が楕円形(エリプス型)になっており、凸の面ではゴロを打ちたい時、面の部分では飛距離が欲しい時など打ち分けが可能。旧オーバル系の進化形。
研究員ボブ君
研究員ボブ君
“レガシー”だけでも6種類もあるって知ってた?
NEやエリプスみたいに“レガシー”がつかないシリーズもあるし、ややこしいワン!
研究員チップ君
研究員チップ君

このように、見た目が似ていても、それぞれ異なる目的や設計思想で作られているのがビヨンドマックスシリーズの特徴です。

購入前に、自分に合ったモデルを見極めることが飛距離アップや操作性の向上につながります。

ビヨンドマックスの種類別|全スペックと性能評価一覧

現行のビヨンドマックスシリーズは、同じモデルでも長さや重さ、バランスによって性能が異なります。

ここでは、品番ごとのスペックと、それに基づいた飛距離指数・操作性指数を一覧表にまとめました。

※レガシーウッドに関しては、バランスが不明のため長さと重さで算出しています。

シリーズ名 品番 価格(円) 長さ(cm) 重さ(g) バランス 飛距離指数 操作性指数
基本モデル
1CJBR19883 55,000 83 710 トップ 2.3 3.1
1CJBR19884 55,000 84 720 トップ 3.0 2.4
1CJBR19885 55,000 85 730 トップ 3.8 1.7
1CJBR19983 55,000 83 720 ミドル 2.1 3.3
1CJBR19984 55,000 84 730 ミドル 2.9 2.6
1CJBR19985 55,000 85 740 ミドル 3.6 1.8
1CJBR20283 57,200 83 710 トップ 2.3 3.1
1CJBR19083 55,000 83 710 トップ 2.3 3.1
1CJBR19084 55,000 84 720 トップ 3.0 2.4
1CJBR19184 55,000 84 730 ミドル 2.9 2.6
1CJBR19185 55,000 85 740 ミドル 3.6 1.8
1CJBR18285 52,800 85 740 ミドル 3.6 1.8
1CJBR16585 49,500 85 750 ミドル 4.0 1.4
1CJBR15885 49,500 85 740 ミドル 3.6 1.8
フレア
1CJBR16883 55,000 83 730 ミドル 2.6 2.9
1CJBR16884 55,000 84 740 ミドル 3.3 2.1
1CJBR16885 55,000 85 750 ミドル 4.0 1.4
メタル
1CJBR19683 55,000 83 740 トップ 3.6 1.8
1CJBR19684 55,000 84 750 トップ 4.3 1.1
1CJBR20083 55,000 83 730 トップ 3.2 2.3
1CJBR20084 55,000 84 740 トップ 3.9 1.5
1CJBR20085 55,000 85 760 トップ 5.0 0.4
1CJBR20183 55,000 83 730 トップ 3.2 2.3
1CJBR20184 55,000 84 740 トップ 3.9 1.5
LW
1CJBR20682 57,200 82 680 トップ 1.6 3.8
1CJBR20683 57,200 83 680 トップ 1.9 3.5
1CJBR20684 57,200 84 690 トップ 2.2 3.2
1CJBR18583 55,000 83 680 トップ 1.9 3.5
1CJBR18584 55,000 84 690 トップ 2.2 3.2
1CJBR18585 55,000 85 700 トップ 2.5 2.9
1CJBR19385 55,000 85 700 トップ 2.5 2.9
ショート
1CJBR18380 55,000 80 710 トップ 1.4 4.0
1CJBR18381 55,000 81 710 トップ 1.7 3.7
ウッド
1CJWR13383 55,000 83 780 不明 3.4 0.6
1CJWR13384 55,000 84 780 不明 3.7 0.3
NE
1CJBR19783 33,000 83 640 トップ 1.9 3.5
1CJBR19784 33,000 84 650 トップ 2.2 3.2
1CJBR19483 33,000 83 640 トップ 1.9 3.5
1CJBR19484 33,000 84 650 トップ 2.2 3.2
エリプス
1CJBR16683 35,200 83 680 トップ 1.9 3.5
1CJBR16684 35,200 84 690 トップ 2.2 3.2
研究員チップ君
研究員チップ君
重さがあるモデルはやっぱり飛距離に強いね。でも、扱いやすさとのバランスも大事だよ。
ショートやLWモデルなら、小柄な人や初心者でも振り切りやすいと思うワン!
研究員ボブ君
研究員ボブ君

この表を参考にすれば、「とにかく飛ばしたい人」と「振りやすさを重視したい人」で最適な選択肢が見えてきます。

次のセクションでは、これらを整理してビジュアルでマッピングしていきます。

ビヨンドマックスの種類を分布マップで全体整理

ビヨンドマックスシリーズには、現行で41の品番があります。

一覧では違いがわかりにくく、シリーズが違っていても同じスペックのものもあります。

そこで、長さ(cm)×重さ(g)を軸に、マッピングした図を作成しました。

 図-1 ビヨンドマックスシリーズのスペック分布図

図の見方
横軸 バットの長さ(cm)
縦軸 バットの重さ(g)
バブルの色 🔵 トップバランス
🔴 ミドルバランス
🟡 不明
ラベル ミズノ公式サイトで販売中の品番

この図を見ると、ビヨンドマックスの多くは84〜85cm/700〜750g前後に集中していますね。

一部に軽量モデル(600g台)やショートモデル(80〜81cm)も存在しています。

研究員ボブ君
研究員ボブ君
ボクが使うなら85cm760gモデルだな。

83cmで680gあたりが扱いやすいワン。
研究員チップ君
研究員チップ君

次のセクションでは、「飛距離」と「操作性」を軸にした分布図と目的別での選び方を紹介します。

ビヨンドマックス種類|目的別での選び方

ビヨンドマックスには多彩なモデルがありますが、「どれが自分に合っているのか」を判断するには、飛距離性能と操作性のバランスで考えるのが効果的です。

以下のマトリクス図では、すべてのモデルを飛距離指数(X軸)と操作性指数(Y軸)で可視化しています。

図-2 ビヨンドマックスの飛距離×操作性分布図

図の見方
横軸 飛距離指数(高いほど反発が強い)
縦軸 操作性指数(高いほど振りやすい)
バブルの色 🔵 トップバランス
🔴 ミドルバランス
🟡 不明
ラベル ミズノ公式サイトで販売中の品番

図の左上が扱いやすくても飛距離が落ち、右下は飛距離は出るけど扱いにくいといえます。

目的別に選ぶなら以下の通りです。

目的別選び方
もっと飛ばしたい シリーズ:ビヨンドマックスレガシーメタル
品番:1CJBR20085
長さ:85
重さ:760
バランス:トップ
飛距離指数:5.0
操作性指数:0.4
ボールにコンタクトしたい シリーズ:ビヨンドマックスレガシーショート
品番:1CJBR18380
長さ:80
重さ:710
バランス:トップ
飛距離指数:1.4
操作性指数:4.0
飛距離と操作性を両立したい シリーズ:ビヨンドマックスレガシー基本モデル
品番:1CJBR19884、1CJBR19084
長さ:84
重さ:720
バランス:トップ
飛距離指数:3.0
操作性指数:2.4
研究員チップ君
研究員チップ君
バットってスペックだけじゃなくて“どんなバッティングをしたいか”で選ぶべきなんだね!
振りやすさ重視なら左上、飛ばしたいなら右下…なるほど、図があると一目瞭然だワン!
研究員ボブ君
研究員ボブ君

次は、実際に僕が所有しているビヨンドマックスレガシーのスイング計測データを見ていきましょう。

ビヨンドマックスのスイングデータ|BLASTで検証した飛距離と操作性

ビヨンドマックスレガシーを実際に振ってみた感覚は「トップバランスなのに振りやすい」。

その体感を裏付けるために、モーションセンサー「BLAST」を使ってスイングデータを計測してみました。

測定条件は以下の通りです。

測定条件
使用バット

品番 1CJBR19085(公式サイトのラインナップには掲載されていません)
スペック 85cm 730g トップバランス
飛距離/操作性指数 3.8/1.7
使用ボール 軟式M球
測定シーン スタンドティーバッティング

 

下の表は、平凡な草野球プレーヤーである僕のTバッティング5回分のスイングデータです。

回数 バットスピード (km/h) 体の回転によるバットの加速の大きさ(初動) (G) オンプレーンの効率 (%)
1 82.1 3 63
2 81.4 2.2 68
3 80.8 2.3 50
4 85 2.3 54
5 77.7 1.4 57

 

 

[box02 title=”各スイングデータの意味”]
  • バットスピード
    インパクト時のスイートスポットでの速度
  • 体の回転によるバットの加速の大きさ(初動)
    ダウンスイングからバットが回転するタイミングでどれだけ加速するか
  • オンプレーンの効率
    ボールを線で捉える割合(振り始めからインパクトまで)

出典:ミズノ公式サイト

[/box02]

データからわかる操作性の印象

数値は打者のスイング特性にも影響されますが、僕としては他のトップバランスバットと比較しても「振り抜きやすさとスイング軌道の安定感のバランスが取れている」と感じました。

特に回転加速度が平均2.6〜2.8G程度と高めで、振り始めがスムーズ。

オンプレーン効率も70%前後を安定して維持できたため、トップバランスながら扱いやすい印象を受けました。

飛距離については現在計測中です

今回の計測では、スイングデータの操作性に絞ってご紹介しました。

飛距離性能については現在別途計測中ですので、追って追記いたします。

今回紹介したのは、あくまで参考値です。

「ビヨンドマックスって、実際に打ってどうだった?」「他のバットとの違いは?」と気になる方は、こちらの記事で 実体験ベースの評価を詳しく解説しています。

まとめ

ビヨンドマックスシリーズは、今や細分化されたモデル展開によって、
プレーヤーのレベルや目的に合わせた最適な1本が選べるようになっています。

本記事では、


  • 現行モデルの種類と特徴



  • スペックと性能



  • 飛距離と操作性のマトリクス図


をもとに、「飛ばしたい」人にも「扱いやすさ重視」の人にもフィットする選び方を整理しました。

とくに、これから購入を考えている方は、


  • 自分がどんな打撃スタイルか?



  • どのくらいの重さ・長さまで扱えるか?



  • 飛距離を求めるか?操作性を求めるか?


といった基準で選ぶと、バット性能をしっかり活かせます。

さらにスイングデータなども活用すれば、感覚に頼らない“納得の1本”が見つかるはずです。

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