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大根役者の由来語源は8つの説がある!英語・類義語・対義語も解説 

大根役者の由来は、以下の8つがあります。

歌舞伎役者の6代目尾上菊五郎(大正・昭和)の悪態
大根が食あたりしない
大根が白さとしらけるをかけた
大根の白さと素人のこじつけ
大根の白さと白粉(おしろい)
大根おろし
なまり
馬の脚役

この記事では、

・大根役者の由来8つの説の詳細

・英語圏での大根役者の呼び名と由来

・大根役者の類義語対と義語

についてお伝えしています。

興味のある方は、是非ご覧ください。

大根役者の由来語源8つの説の詳細

大根役者の由来語源の8つの説と、その内容は以下の通りです

由来 内容
歌舞伎役者の6代目尾上菊五郎(大正・昭和)の悪態 歌舞伎役者の六代目尾上菊五郎が、舞台所の役者に「大根は、うめえぞ。だが、おめえは大根にもなってねえ」と言ったとされる
大根が食あたりしない 大根は、どのような食べ方をしても食あたりをおこさないことから、どんな役を演じても当たらない役者を表した。
大根が白さとしらけるをかけた 大根の白さと、演技が下手な役者が登場すると場が「しら」けるをかけた
大根の白さと素人のこじつけ 大根の根の白さと、素人のような演技の「しろ」を単にこじつけたこと。
大根の白さと白粉(おしろい) 大根の白さが、演技が下手な役者ほど白粉(おしろい)を過剰に塗っていたことを例えた
大根おろし 役者が配役から外すことを「おろす」といい、この「おろす」と調理法の大根おろしをかけた。
なまり 付き人や、予備の役者を当時はダイコウと呼び、それがなまったこと
馬の脚役 演技が下手な役者は、人間の役を任されず馬の脚の役をやっており、それを大根に見立てた

 

英語圏での大根役者の呼び名と由来

日本で演技が下手な役者のことを大根役者と言いますが、英語圏でもそれと似たような呼び方があります。

それは、ham actorと言います。

英語圏で、ham actorと呼ばれるようになった由来は諸説あり、以下の2種類に分類することができます。

  • 単語の意味からの由来
  • 例えからの由来

 

単語の意味からの由来

hamには複数の意味があります。

hamの意味
ハム(加工食品) ももの後ろ側 演技が過ぎる 大げさに演じる

演技が過ぎる、大げさに演じる+actor(俳優)=大根役者、へぼ役者の意味とされています。

例えからの由来

例えた事柄からの3つの由来は以下の通りです。

由来 内容
アマチュア(Amateur)が訛った 演技が素人のように見えることから、amateur(アマチュア)がなまったとされる
下手な役者が「ハムレット」を
演じたいこと
演技が下手な役者がこぞって「ハムレット」を演じたがるので、Hamlet(ハムレット)のハムを取って呼ばれた
「ハムレット」は誰が演じても
ヒットする
名作「ハムレット」は、役者が演技が下手な役者が演じてもヒットすると言われてた

 

大根役者の類義語対と義語

大根役者には、類義語と対義語があります。

大根役者の類義語 意味
三文役者 値打ちがごく少ない役者
緞帳(緞帳)役者 定式幕を使用できない格下の芝居小屋で演技をしている役者
大根役者の対義語 意味
千両役者 1年間の給金を千両とるほどの役者