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アンビバレントの意味は真逆の感情に引き裂かれた状態!8つの例も解説

アンビバレントの意味は、

真逆の感情に引き裂かれた状態

です。

具体的には、ダイエット中の人が

食べない方がいいと思っているのに食べたくなる

というこです。

この記事では、

・アンビバレントの意味詳細

・身近にあるアンビバレントの心理状態8つの例

についてお伝えしています。

気になる方は、是非ご覧ください。

アンビバレントの意味詳細

アンビバレントの意味と語源

アンビバレントは、英語のambivalentをカタカナにしたものです。

その意味と語源は、以下の通りです。

意味 語源
相反する感情を持つ、両価的な、あいまいな ambivalenz(ドイツ語)

このことから、アンビバレントは真逆の感情に引き裂かれた状態を表現します。

「ambivalent」の名詞は、「ambivalence」です。

日本語で「アンビバレンス」は、相反性と訳されます。

ちなみに、ドイツ語の「ambivalenz」の意味は、以下のようになります。

意味
両面感情、両価性、両面価値

 

アンビバレトの心理

アンビバレントを最初に使った人物は、スイスの精神科医であるオイゲン・ブロイラーです。

彼は、アンビバレントを精神の病の症状として使い始めました。

精神の病の症状は次のようになります。

精神の病の症状
思考や行動にまとまりがない、意欲の欠落、妄想や幻想

しかし、精神分析学で権威のあるフロイトが、病気ではない場合でもアンビバレントが起こっていると考えていました。

フロイトは、

人は、アンビバレントを抱いたとき、
望ましくない感情がその人に影響を与える

と主張しました。

この主張を、ダイエットをしている人の例にすると、その心理は次のようになります。

食べない方がいい VS 食べたい

本当は、痩せたいから食べない方がいいと思っているけれど、食べたいという気持ちが強くなるということですね。

身近にあるアンビバレントの心理状態8つの例

アンビバレントの心理の構図

アンビバレントは、真逆の感情に引き裂かれた状態です。

その心理の構図は以下のようになります。

望ましい感情 VS 望ましくない感情

 

身近なアンビバレントの心理状態8つの例

アンビバレントな心理状況は、意外と身近にあります

その心理状況の例は、上述のダイエットの例を含めて次のようになります。

例1
ダイエットをしていて、食べる量を減らしたいのに、食べたくなる
食べない方がいい VS 食べたい
例2
中学生のA君は、テスト勉強をしないといけないのに、親に勉強しろと言われてやる気がなくなった。
勉強しないといけない VS 勉強したくない
例3
仕事のできる先輩を尊敬しているけど、横柄な態度や私生活は真似したくない。
尊敬してる VS 尊敬していない
例4
小学生のB君は、Cちゃんのことを可愛いと思っているけど、つい可愛くないと言ってからかってしまう。
可愛い VS 可愛くない
例5
ショッピングに行きたいけど、雨が降っているので行きたくない。
行きたい VS 行きたくない
例6
心霊番組を見たいけど、怖くなってしまうから見たくない。
見たい VS 見たくない
例7
部活の練習をしたいけど、怪我の影響で思うように練習ができない
練習をしたい VS 練習ができない
例8
スニーカーが欲しいけど、節約のために買うのを我慢する。
欲しい VS 欲しくない